1995年06月01日

6月1日 パリキアに行こう☆彡

◆パリキアへ

 7時40分起床。9時朝食。今日も食べに食べまくる。それでもまだしつこくヨーグルトも食べたら、お腹いっぱいで一歩も動けなくなってしまった。とりあえず腹ごなしに、食後のお散歩に行く。

 今日はパロスの中心の町、パリキアに行くので、部屋に戻ってちょっとおめかし。11時、レセプションでバス代を聞き、ついでに両替もしてもらって準備完了。バス停にいくと、10分遅れで11時20分のバスがやってきた。ぐるっと山道を走ってくれたので、いい島の観光になった。

 12時、パリキアにつく。パリキアは、ミコノスタウンより大きくて、こじんまりとした、静かな町だ。ミコノスほどではないけど、やっぱりくねくね迷路みたいな町をウロウロする。フェリーがつくポート(港)の周辺に、銀行、土産物屋、タベルナが集まっているので、わかりやすい。うろうろしていたら、小さい教会があったので中に入ってみる。

 ギリシャの宗教はキリスト教だが、ギリシャ正教と言って、同じキリスト教でも、ローマカトリック教会とは一線を画している。カトリックではイエス様の像があるが、ギリシャ正教ではそれが偶像崇拝に当たるとして、代わりに「イコン」という宗教画を用いる。教会内部の装飾もよく知っているカトリックの教会とは全く違うもので、ステンドグラスはなく、ギリシャ正教の教会は聖書の説話や聖人の受難物語などのフレスコ画が、壁といわず天井までを覆い尽くし、ほの暗い静寂に満ちた閉ざされた空間である。


◆意外な出会い

 すっかり、趣の違う教会に圧倒されてしまい、教会の外のベンチでちょっと休憩していたら、おじさんが寄ってきた。「香港からか」と聞かれたので、「ジャパンだ。」というと、おじさんは昔船乗りで、よく日本に行ったと話し出した。横浜と八幡浜、門司をいったり来たりして、大阪にも2回行ったことがあるそうだ。初め、「モジ」と言われたときは、一瞬「どこっ?」て思ったけど、「あー門司ねぇー、港だもんねぇ」と感心した。

 それに去年日本の映画のロケがこの島で一週間あったそうで、その中の日本人の通訳はギリシャ語がとても上手だったと感心していた。そうだよねぇ。ギリシャ語は文字だけでなく、文法も難しいもの。わたしも一緒に感心する。

 1時半そろそろ引き上げましょう。その辺で1万円を両替しようとしたら、額が大きすぎて扱えないと断られてしまう。あらま。でもお昼にベーカリーでサンドイッチを買っている間、隣の銀行がまだ開いていたので、そこで両替してもらった。

 2時、バスの時間が迫っていたので、あわててバス停に直行。よかった。まだ来ていない。前の売店で切手を買って、昨日書いた葉書を出そう。あれ?ポストがないぞー。バスがまだみたいなので、来る途中にあったポストに急いで出しに行く。あせったーー!!

 これでお手紙出すの2回目だけどほんとに届くのか、ちょっと心配。2時15分にバスが来て、2時40分アリキに到着。木陰のベンチに陣取り買ってきたサンドイッチで遅い昼食となった。あーおいしかった。


◆勝新父さん、エフハリストー!

 3時10分ホテルに帰る。それから連れはシエスタ。今日はわたしは
なんだか元気。外に写生に行ったりする。6時10分お風呂に入ってほっと一息。ベランダで髪を乾かす。すぐ乾くわぁ。7時半ご飯を食べに行く。

 お店に行くと勝新父さんがわーと寄ってきて、「魚見るか」の一言。ここのタベルナは海辺にあるのに、メニューに魚がないので残念に思っていたので、勝新父さんの申し出は渡りに船。さっそく厨房に入れてもらい、勝新父さんが「これだこれだ」と魚のえらをカバッと開けて見せてくれた。魚はえらで鮮度がわかるというが、真っ先にえらを見せてくれるなんてやっぱりよくわかってるねぇー。えらは真っ赤で新鮮そのもの。

 もちろん見せてもらったサバにしようと決めたのだが、でっかいのとちっさいのがあって迷ってしまう。タベルナで魚を注文すると、その魚の種類で値段も違うが、魚の重さでも値段が決まるのだ。それにでかいとこれだけでおなかいっぱいになって、他のお料理食べられなくなるかも。そんなことでくたくた迷っている私たちの様子を見て、勝新父さんが、「こっちにしな。」とでっかいサバを選んでくれた。大きいサバにしてもらったから、ちょっとお高いと思っていたが、後で伝票を見たら、ちっさいサバ並の格安値段だった。あんがと、勝新父さん。

 今日のディナーは、とってもおいしい取れたてサバグリル(オリーブオイルとレモンがかかっていた。)のほかに、 グリークサラダ、ツァチキ(初日ほどおいしくなかった。)を頼んだ。


◆またもや目撃す!

 それでは、ほくほくおいしいサバさんに舌鼓を打ちながらサンセット鑑賞。今日は水平線の近くがかすんでいて白かった。そうやって海を見ていたら、赤い手漕ぎボートがやってきた。何か違和感あるなぁーと思って見ていたら、連れが一言。「あのボート、前漕ぎしてるよ!」えっ?どれどれ。ふつうボートを漕ぐときは進行方向に背中を向けて漕ぐはずなのに、おじさん真っ正面向いて、こっちに向かって漕いでいるのだ。おーーすごすぎ。二人で大受けしてしまった。

 しばらくすると、今度はお魚さんたちがジャバジャバ一斉に跳ね出した。急に始まったので度肝を抜いたが、なかなかダイナミックだ。潮や月の関係か、はたまた湿度温度気圧の関係か原因は分からないけど、お魚さん大運動会は楽しそうだった。コーヒーを飲みながら鑑賞させてもらった。

 今日はアリキビーチ最後の日なので、勝新父さんたちの写真を撮ろうと、連れがカメラを取りに行く。その間に初日に私たちに声をかけてくれた、常連おじさんがロバに乗って帰ってしまった。あー一緒に写真とってほしかったのにぃーー。

 それにしても、乗り物がロバっていうのはすごい。その上、ロバにまたがらないで横座りなんである。なんか変だけど、とってもラブリー。ギリシャでは、こんなラブリーで素敵なおじさんやおじいさんにいっぱい遭遇した。さて、勝新父さんたちの記念撮影もして、9時半ホテルに戻る。


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1995年05月31日

5月31日 目撃!衝撃のタコ釣り!

◆おいしい朝ごはん

 7時40分起床。昨日の晩は蚊のブンブン攻撃にさらされて寝られなかった。ほんまやってられへん(T_T)。こいつは蚊取り線香がいるわい。

 8時20分広い広いレストランへ。私たちの他に隣の部屋のご夫婦しか泊まり客がいないので閑散としている。ほとんど貸し切り状態だ。それでもちゃんとビュッフェ形式の朝食がたっぷり用意されていたので大満足。ミコノスではパンとコーヒーだけだったのでとっても嬉しい。

 昨日連れにお湯のことを教えてくれたフロントのおじさんが、自分でネスカフェかティーを入れるように教えてくれた。この人の英語はとってもきれいで聞き易かった。さてさて食べるぞー。ミコノスの反動で食べに食べた。

 お料理もおいしかったけど、なにが感動したって、デザートのヨーグルトがおいしかったのなんのって!!さらに、ヨーグルトにかけるために用意されていた、ハチミツがバカウマ。なぜにこんなにおいしいのか。こうしてデザートのヨーグルトまでしっかり食べて、んー満足じゃ。食べ終わったら、もう9時になっていた。部屋に戻って、たまっていた洗濯物を片づけにかかる。あーすっきりした。


◆アリキの石ゴロビーチ

 今日は昨日発見した石ゴロビーチに繰り出す。11時頃ホテルを出発。今日はあのクサ犬を見かけない。いないとなると何か寂しいね。ビーチに着くとお隣さんが先に来ていた。お隣さんはざふざぶ入って泳いでいたが、わたしたちはまずはひなたぼっこ。

 12時半おそるおそる海に入る。ここの海は、ビーチが石ゴロなのに、海底はきれいな砂地で、しかもすんごい遠浅。50メートルくらい立って歩いていける。しかし海水は冷たすぎる。我慢大会じゃないんだからさー。少しずつ冷たさに体を慣らしながら海とお友達になった。一方お隣さんは、やっぱりざふざふ平気で泳いでいる。んーー寒くないのか!やっぱり西洋人が寒さに強いというのは、ほんとらしい。

 1時半。いい加減お腹も空いたし、帰りがてら昨日のタベルナでギロピータを頼む。そしたらなんとお財布がない!お財布担当の連れがあわててホテルに取りに行ってくれた。連れ曰く「走れメロス」の心境だったそうだ。その辺に腰掛けてピータをぱくぱく食べる。おいしいねー。

 2時部屋に戻って、潮潮だらけの体を洗い流す。ついでに、ちょっと髪が伸びてきて変チクリンになっていたので、髪を切ってもらうことにした。切り始めたら、すっかり連れは本気モードに突入し、バシバシ切ってくれた。それから4時〜6時までシエスタ。

 晩御飯の前に、バス停前のよろず屋さんに寄る。蚊ブンブン攻撃に対抗するため、蚊取り線香を買わねば!!ついでに洗剤や文房具も買った。ほんとに何でも売っている。店番のおじいさんは松葉杖をついていたが、私たちがウロウロ品物を探していたので電気をつけたりしてくれた。エフハリストー!


◆なにぃータコ釣りーー?!

 7時半昨日のタベルナで晩御飯。今日のディナーはポークスブラキ、なすサラダ(わたしはニンニクが強すぎてパス。)カラマーリ、白ワイン。お肉が出てきたら、すかさずビーグル犬と短足犬がやってきて、おこぼれに与ろうとして張り付く張り付く。あげへんちゅうに。

 しばらくすると、店のそばで近所のおじさんおばさんがわーわー騒ぎだした。何かいるみたい。ウエイターのお兄ちゃんが、あわてて調理場の勝新太郎似のお父さんを連れてきた。んー?何だ何だ。

 勝新父さんはさっと針のついた糸を持って現場に急行。あーなんかお魚がいるのねぇと思って見ていたら、あっと言う間に、なんとタコを釣り上げたのだった。お見事!!生まれて初めてタコ釣りを見てしまった。タコってツボで採るもんだと思っていたけど、糸でも釣れるのね。勝新父さん釣り上げたらそのままダーと調理場に駆け込んで、タコを絞めてから、みんなに成果を披露しに来た。拍手喝采。

 さてさて、今日の夕焼けは少し雲が懸かっていて形容しがたい美しさだ。哲学猫もやってきて、夕焼けを見て哲学していた。わたしは彼があんまり格好いいので「遊んで☆」とお願いしたんだけど、彼は「にゃっ(10年早いぜ。ベイビー。)」と捨てぜりふを残して去っていった。ステキ・・・。

 8時45分ホテルに帰る。早速蚊取り線香をたく。連れはもう睡眠ムード。私はそっとベランダにお星様を見に行く。きれいだわー。いっぱいいっぱい。あー日本の明るい夜じゃ、こんなに満天の星空を見るなんて無理だね。それに宵の口には猫の目みたいに細いお月さんも見たし、今日は海といい、月といい、星といい自然とお友達になれた有意義な一日だった。
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1995年05月30日

5月30日 なぜか犬に好かれる私たち

◆三番目の島、パロス島へ

 6時40分起床。サンライズを見る。んーいいねぇ。清々しいぃぃ☆。 8時に朝食。そのあとフロントで女将さんと記念撮影。そして、お兄さんにポートまでバスで送ってもらう。

 ポートに到着すると、んっ?ポートには漁船みたいな小さい船しか止まっていない。まさかあれじゃないよねーといっていたら、私たちの乗る船はまさにその漁船と判明!!一人前にミコノスエキスプレス なんて、えらく速そうな名前がついている。ミコノスからパロスまで2時間もあるってーのに、ただでさえ船酔いするってーのに、こんなちっちゃい船だったら死ぬーー。(>_<)

 とにかく乗り込むとすぐわたしは突っ伏す。思ったほどは揺れないが、それでもとにかく突っ伏しているのに越したことはない。私たちの前に座っている親子(パパとお兄ちゃん、弟)はトランプしてる。トランプなんて見ただけで酔う。絶対酔う。たすけでくれーー。という状態に陥っているわたしを尻目に、連れは全然平気な様子。くそっ(;_;)。

 11時10分パロスに到着。ただただ突っ伏していたお陰か、特に気持ち悪くなったりはしていない。あーよかった。今日のホテル「ナージェス」の送迎バスがちゃんと迎えに来てくれていた。ここはミコノスよりも大きい島だ。日本ではお目にかかれない変わった風景が続いている。ホテルまでは車で20分ほどかかった。


◆ホテル・ナージェス

 「ナージェス」はとっても素敵なホテルだ。部屋は広くて、調度品も落ち着いていて言うことなし。当初貧乏旅行の計画だったので、ホテルにシャワーもついてないような事も覚悟しなくてはいけないと肝に銘じてきた。ところが、コスタスに巡り会えたお陰で、まず安くはないけど十分予算内でこんなにいいホテルに泊まることができた。そして島への移動のボートの手配も含まれているので、移動に余分な労力を使わずに済んだし、至れり尽せり!!コスタス感謝!!!

 12時ランチの代わりに持っているお菓子でお腹を膨らます。それでも十分お腹いっぱいになりシエスタ。4時半に起き出して、ホテルの周辺の探検に出掛ける。ホテルのすぐ近くのビーチをうろうろ。ここも透明度100%の海だ。タベルナも何軒かある。そのうちの一軒の前を通り過ぎたら、お客のおじさんに「ヤース」と挨拶された。なんか嬉しい。

 ギリシャの挨拶は朝は「カリメーラ」だが、昼間は「ヤース(Γειασου)」になる。この「ヤース」にもいくつかバージョンがあって、目上の人には「ヤーサス(Γειασαξ)」になり、同年代または目下の人なら「ヤース」。これが親しい人同士だと「ヤー(Γεια)」になる。地元の人が「ヤーヤー」って挨拶してるから、気になって調べたらこういう使い分けがあることがわかった。例えば、おじさんが「ヤース」といったら、目下の私たちは目上のおじさんに「ヤーサス」と返すのだ。


◆くさ犬見参!!

 さて、もう少し遠くに行ってみよう。こっちにもビーチがあった。ここは大体10センチくらいの結構大きい石がゴロゴロ転がっている変わったビーチだ。しかも誰もいないので、ほとんどプライベートビーチと化している。でもそろそろ寒くなってきたから、ホテルに帰ろう。

 戻る途中で子犬が遊んでくれ遊んでくれとせがむので遊んであげた。次に毛足の長い黒犬(多分アメリカンコッカースパニエル)がやってきて、「おい。お前たち新参者だな。おいらが案内してやるからついてきな。」と、私たちを先導して歩き出した。

 しかしこいつはめちゃくちゃ臭いぞ。ちゃんと風呂に入ってんのか!!臭い犬だからクサ犬と命名。案内してくれるのはいいんのだが、このまま部屋までついて来そうな勢い。いかんこのままでは、ホテルの部屋がくさくさになってしまう。こいつは巻くしかない。

 まずわたしが先に部屋に戻り、連れはそのままクサ犬についていって油断させておいて、隙を見て、ホテルの別の出入り口から部屋に戻ってきた。とりあえず巻いたことは巻いたが、「おーいどこだー。ワンワンワンワンワン。」という声が辺りに一面に響きわたっている。ここは心を鬼にしないといけない。

 そろそろ晩御飯に行こうか。夕方になってすっかり冷えてきたので、ちょっと厚着してから部屋を出ると、クサ犬の奴めしっかり部屋の前で待っていた。臭いでわかるとはさすがだ。そんなら自分の臭いは臭くないのか。もし部屋に入ってきたら、ふんづかまえてお風呂に入れちゃうゾ。で、結局、タベルナまで付いてきたのだが、私たちがご飯食べてる間に、おうちに帰りましたとさ。


◆波打ち際で晩御飯

 6時半、今日の晩御飯は、ビーチでさっき挨拶してくれたおじさんがいた店にする。今日のディナーはチキングリル、グリークサラダ、ツァチキ ここのツァチキはすんごくおいしかった。おいしいものを食べると幸せな気持ちになるなー。食後に連れはグリークコーヒー、わたしはネスカフェを頼んだら、 わたしのは粉末ネスカフェが出た。自分でインスタントの食後のコーヒーを入れるとは思ってもみなかった。

 食べて飲んで、食事が終わったら8時半になっていた。この店は鴨川の川床のようにすぐ波打ち際にテーブルがあるので、さざめく波の音を聞きながらついつい長居してしまう。食べてる最中にとーてもかっこいい筋肉隆々スタイル抜群の雄猫がやってきて、夕焼けをしばし眺めてから悠然と去っていった。んー格好良すぎる。私たちも彼に倣って、ホテルに戻ってゆっくり沈む夕日を見た。なんて贅沢なんでしょう。

 さあーてお風呂に入ろうとしたら、全然お湯が出ない。連れがフロントに訊きに行ってくれた。ブレーカーのスイッチを入れて、タンクにお湯がいっぱいなるまで10分位待つように言われる。つまりタンクのお湯を使い切るとお湯はでなくなっちゃう訳だ。お風呂に入るにちょっと技術がいるぞ。やっとこさお風呂に入ったので、ここらで寝ると致しましょう。12時。
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